イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(26)がまたもや出番なしに終わり、代わりに16歳の超新星への待望論が高まっている。
南野は25日に行われたブレントフォード戦でベンチ入りしたが、出場機会はなかった。
チームは昇格組のブレントフォードを相手に苦戦して3―3と引き分け。しかしユルゲン・クロップ監督は終盤にFWロベルト・フィルミーノを投入しただけで交代枠を残したまま試合は終わり、南野には声がかからなかった。
21日に行われたカラバオカップ3回戦ノリッジ戦で2ゴールをマークした南野だが、肝心のリーグ戦では依然として今季出場機会がなく指揮官の信頼を得られていない実情が改めて浮き彫りになった。
こうした厳しい現状に現地のファンからはネット上で「クロップはミナミノやオリギを評価も信頼もしていない。攻撃陣が手薄なので、FWカイデ・ゴードンを前倒しで登用したほうがいい」との声が上がった。ゴードンは16歳ながらイングランドの至宝として大きな注目を集める存在で、ノリッジ戦では南野とともに先発して活躍。ぐんぐん評価が高まっている。リバプールは負傷者が相次いでいることから、超新星をレギュラー陣に次ぐ存在として抜擢するよう待望論が沸き起こっているのだ。
カップ戦要員となっている南野はさらに窮地に追い込まれそうだ。