北越コーポレーション株式会社（東京都）は２８日、同日開催の取締役会において、今年５月１４日付「家庭紙事業の開始並びに逆浸透膜（RO膜）支持体事業拡大に関するお知らせ」で公表した、タイに設立する子会社を通じて逆浸透膜（RO膜）支持体生産工場を建設する計画を中止することを決議したと発表した。
同社では、「中期経営計画 ２０２３」において事業ポートフォリオの転換に取り組んでおり、新規成長分野への事業拡大の一環として、タイにおいて逆浸透膜（RO膜）支持体生産工場を建設し、長岡工場とタイ工場で拡大する世界需要に応えるグローバルな供給体制を確立する計画を進めていた。
だが、世界各国で新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せない状況が続いており、タイもその例外ではなく新型コロナウイルス感染症の影響により様々な規制も行われている。
このような状況を受けて、建設計画を予定どおり進めることが困難となったため、中止することにした。
なお計画中止による連結業績への影響はない。
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