エンゼルス・大谷翔平は3打数無安打 6戦ノーアーチでロイヤルズ・ペレスとは2差

ノーヒットに終わった大谷(ロイター)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は28日(日本時間29日)に敵地アーリントンでのレンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数無安打、1三振1四球で、期待された46号は出なかった。チームは2―5で敗れた。

相手先発は新人右腕アレクシー。初回一死無走者はフルカウントから2球ファウルした8球目、直球が外角に外れて四球で歩いた。3回一死無走者はフルカウントからの6球目、内角高めの直球を中堅へ打ち返すも遊直だった。

2番手の左腕アラードと対戦した6回先頭はカウント2―2からの5球目、91・1マイル(約147キロ)の外角低め直球を自信を持って見送るも、球審の判定は「ストライク」。何度も首を振った。

9回先頭は守護神の右腕バーローと対戦。初球の94マイル(約151キロ)の外角直球をフルスイングするも打球に角度は付かず二直だった。6試合連続で不発に終わったが、4打席目以外はミスショットが目立った。

この日の本拠地インディアンス戦で47号を放ったロイヤルズのペレスとの差は2に広がった。ブルージェイズのゲレロは本拠地ヤンキース戦で不発に終わり46本のままで1本差は変わらず。43本で4位のブルージェイズのセミエンもノーアーチだった。僅差の激闘はレギュラーシーズン最終打席まで続くだろう。

チームは残り5試合だが、最後の3連戦はワイルドカードでのプレーオフ進出の可能性を残しているマリナーズと敵地で3連戦。四球攻めが予想される。逆転キングに輝くためにはレンジャーズとの残り2試合がカギだ。甘い球を一振りで仕留める、一撃必殺しかない。

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