秋の深まりはゆっくり 西・東日本、沖縄・奄美で高温予想 気象庁1か月予報

 気象庁は30日(木)、向こう1か月(10/2~11/1)の天候の見通しを発表した。
 全国的に暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は東・西日本と沖縄・奄美で高く、10月前半はかなり高くなる見込み。東・西日本は高気圧に覆われやすい時期があり、向こう1か月の日照時間は平年並みか多くなりそうだ。一方、沖縄・奄美は、湿った空気の影響を受けやすく、向こう1か月の日照時間は平年並みか少なく、降水量は平年並みか多い見通し。

1週目(10/2~10/8) 暖かい空気に覆われて全国的に高温となり、かなりの高温となる可能性もある。東・西日本は高気圧に覆われ、平年に比べて晴れの日が多い見込み。

2週目(10/9~10/15) 西日本を中心に、平年より気温が高い予想。ただし、東・西日本、沖縄・奄美は暖かく湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。

3~4週目(10/16~10/29) 北・東・西日本は、平年と同様の天候が見込まれる。沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

高温に関する早期天候情報

 東日本、西日本、沖縄・奄美は、今後2週間は暖かい空気に覆われて、気温が高くなる見通し。特に、6日(水)ごろからの5日間程度は、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

30日(木)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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