エンゼルスの大谷翔平投手(27)は30日(日本時間1日)に敵地アーリントンでのレンジャーズ戦に「2番・DH」で出場。5打数2安打1打点と2試合連続でマルチ安打を記録したが、期待された46号アーチは出なかった。チームも6―7で逆転負けを喫した。
それでも大谷の打撃自体は好調といっていい。初回無死一塁からの第1打席は相手先発右腕・オットーのチェンジアップを捉え、右翼線へ痛烈な適時三塁打。これで打点は99となり、2007年のヤンキース・松井秀喜以来となる日本人選手の100打点にリーチをかけた。
第2打席は三飛、第3打席は空振り三振に倒れたが、6回の第4打席は3番手左腕・マーティンの148キロ直球を左前へ流し、普通ならば単打のところを快足を飛ばして二塁打とした。
1点を追う9回は先頭打者として打席に立ち、相手守護神・バーローのカーブを左翼へ高々と打ち上げた。打球はグングンと伸び、久々のアーチの期待も高まったが、フェンス手前で左翼手のグラブに収まった。
これで8試合連続アーチなしとなり、残りは3試合。48本で本塁打王争いトップに立つペレス(ロイヤルズ)とは3本差のままでますます厳しくなってきたが、二刀流で歴史を覆した大谷に不可能はないはずだ。