気まぐれな「虹の湯柱」 15年ぶりに噴出 小浜温泉街

小浜温泉街にある2代目の海上噴湯タワー「虹の湯柱」=雲仙市小浜町

 長崎県雲仙市小浜町の小浜温泉街にある2代目の海上噴湯タワー「虹の湯柱」が、15年ぶりに温泉を噴き上げている。
 タワーは足湯施設「ほっとふっと105」がある防波堤の内側に立ち、海面からの高さは約12メートル。初代は旧小浜町が1969年、小浜温泉のシンボルとして設置したが、故障したため、82年に2代目を設けた。2代目も2006年を最後に噴出が途絶えていたが、今年7月中旬に突然、高さ数メートルの湯柱が立ち始めた。
 噴出再開の原因は不明。高さも時間帯もまちまちで数日間、自噴しないこともある。小浜温泉観光案内所の関美佳さん(35)は「湯柱が見られるか運試しも兼ねて、小浜温泉に足を運んでください」と気まぐれなシンボルをPR。

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