五島と島原半島の特産品を一緒に 長崎・浜屋で物産展

物産展をPRする五島市物産振興協会(左)と島原市の担当者=長崎新聞社

 長崎県五島市と島原半島の特産品を集めた物産展が、1日から長崎市浜町の浜屋百貨店で同時開催されている。7日まで。
 「五島の観光とよか産品まつり」(市物産振興協会主催)は春と秋に開かれ、今回は23業者の菓子や水産加工品、工芸品など約340点が並ぶ。初出展の五島ワイナリーは五島牛を使ったカレーパンを実演。JAごとうはステーキ用や焼き肉用の五島牛をそろえた。新型コロナウイルス禍の収束を願い、魔よけの縁起物とされる「バラモン凧(だこ)」の展示、販売もある。
 「島原半島フェア」(島原市など主催)は、コロナ禍の影響を受ける事業者支援で昨年から開催。今回、雲仙、南島原両市にも対象を広げた。12業者が菓子やそうめん、具雑煮など約150点を販売。有明漁協の有明がね(カニ)やはしりだこ(タコ)、玉乃舎のかんざらしなどの名物に加え、人気の島原井上のフルーツサンド(4日~)も登場する。
 両物産展の担当者が30日、長崎市茂里町の長崎新聞社を訪れ「たくさんの商品を持ってきたので五島の食を楽しんで」「島原半島の食の伝統と新しさを感じて」とPRした。

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