2年ぶりの長崎県展 応募作搬入が始まる 県美術館

会場に運び込まれる県展の応募作品=長崎市、県美術館

 長崎県内最大の美術公募展「第66回県展」(県、県教委、県美術協会、県文化団体協議会主催)の応募作品の搬入が8日、長崎市出島町の県美術館などで始まり、応募者の力作が次々と運び込まれた。
 同展は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で昨年の第65回は中止となり、開催は2年ぶり。今年は日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真、デザインの7部門に計1391点の出品申し込みがあり、最多は写真部門の503点。
 県美術館で写真部門に出品した南島原市口之津町の無職、永田五男さん(76)は「県展は身近な人に見てもらえるのが魅力。今年こそ入賞を狙いたい」と話した。同館では9日も作品搬入を受け付ける。
 審査は10~12日に実施。各部門から県知事賞を決定し、その中から最優秀の西望平和賞を選出する。結果は18日午前10時に同館と県展ホームページで発表する。
 入賞、入選作の展覧会は19日~10月3日に同館で開催。佐世保会場(10月7~17日、島瀬美術センター)、諫早会場(同21~31日、諫早市美術・歴史館)でも開き、11~12月には雲仙市と対馬市で移動展を予定している。

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