ナ・リーグ西部地区の優勝争い 2ゲーム差のまま最終3試合へ

ア・リーグの全3地区、ナ・リーグでも東部地区と中部地区の優勝チームが決まるなか、ナ・リーグ西部地区では依然としてジャイアンツとドジャースによる熾烈な優勝争いが続いている。日本時間10月1日、ジャイアンツはダイヤモンドバックスに5対4、ドジャースはパドレスに8対3で勝利し、首位ジャイアンツと2位ドジャースの2ゲーム差は変わらず。両リーグ最多の105勝を挙げているジャイアンツと同2位の103勝のドジャースによる優勝争いの決着はレギュラーシーズン最後の3試合に持ち込まれることになった。

ナ・リーグでは17連勝を記録したカージナルスがすでに第2ワイルドカード獲得を決めており、マイク・シルト監督は今季17勝をマークした40歳のベテラン右腕、アダム・ウェインライトを一発勝負のワイルドカード・ゲームに先発させることを発表。ナ・リーグ西部地区の優勝争いに敗れたチームは第1ワイルドカードとなり、両リーグで2番目に多い勝ち星を記録しながらも1試合だけでポストシーズンの舞台から姿を消す可能性がある。

両リーグ最低勝率のダイヤモンドバックスと対戦したジャイアンツは、4対4の同点で迎えた9回裏にウィルマー・フローレスの二塁打から一死満塁のチャンスを作り、ラモンテ・ウェイドJr.のタイムリーでサヨナラ勝ち。ダイヤモンドバックス3連戦をスイープし、連勝を6に伸ばした。この結果、9年ぶりの地区優勝へのマジックナンバーは1つ減って2に。明日からのパドレス3連戦で2勝すれば、ドジャースの勝敗に関係なく、自力で地区優勝を決めることができる。

一方、前日の試合で一発攻勢による大逆転勝利を収めたドジャースは、今日も地区3位のパドレスと対戦し、5本塁打などで8点を奪って快勝。パドレス3連戦をスイープして連勝を4に伸ばし、ジャイアンツとの2ゲーム差をキープした。明日からはすでに地区優勝を決めているブリュワーズとの3連戦。わずかに可能性を残す地区9連覇を目指す。

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