ジャイアンツが9年ぶりの地区優勝 球団史上最多107勝

【パドレス4-11ジャイアンツ】@オラクル・パーク

2012年以来9年ぶりの地区優勝に向けてマジックナンバーを1としていたジャイアンツは、パドレスとのレギュラーシーズン最終戦に11対4で大勝。球団史上最多となるシーズン107勝目をマークし、自力で地区優勝を決めた。ジャイアンツ先発のローガン・ウェブは7回6安打4失点で今季11勝目(3敗)をマーク。パドレスは先発のリース・クニーアが今季2敗目(1勝)を喫し、リリーフ陣も失点を重ねた。

ジャイアンツは3回裏にバスター・ポージーのタイムリーで2点を先制すると、4回表にマニー・マチャドの犠飛で1点を返されたものの、4回裏に3本のタイムリーなどで一挙5点を追加。5回裏には先発のウェブが自ら1号2ランを放ってリードを7点に広げ、7回裏にマイク・ヤストレムスキーの2点タイムリー二塁打でパドレスをさらに突き放した。8回表に2本のタイムリーなどで3点を返されたが、11対4で大勝。ドジャースとのマッチレースを制し、9年ぶりの地区優勝となった。

一方、レギュラーシーズン最終戦に敗れたパドレスは79勝83敗の借金4で今季の戦いを終了。オフにダルビッシュ有、ブレイク・スネル、ジョー・マスグローブらを獲得するなど大型補強を展開し、「打倒・ドジャース」の1番手に挙げられたものの、故障者続出の影響もあり、期待通りのシーズンを過ごすことはできなかった。ジェイス・ティングラー監督の解任が確実視されており、新監督の下で来季を迎えることになりそうだ。

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