栃木SC、わずかな隙 痛恨の連敗 大宮に1-3

後半38分、CKから3失点目を喫し、ぼう然とうする栃木SCのDF乾(左から3人目)ら=カンセキスタジアムとちぎ

 サッカーJ2第32節は3日、各地で7試合を行い、栃木SCは宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで大宮と対戦、1-3で敗れた。痛恨の連敗で通算成績は7勝12分け13敗の勝ち点33。順位は14位から15位に後退した。

 前節京都戦を契約の関係上で欠場した栃木SCのMF谷内田哲平(やちだてっぺい)が2試合ぶりに先発。前半4分にカウンターから相手に先制を許したものの、その後は栃木SCが主導権を握った。21分にFW有馬幸太郎(ありまこうたろう)、29、34分と谷内田がシュートを放つが枠を捉えられず。前半終了間際に連続でつかんだCKのチャンスもシュートに持ち込めなかった。

 後半開始6分で追加点を奪われた後も、再び栃木SCがペースをつかんだ。11分にMF佐藤祥(さとうしょう)が狙ったミドルシュートは外れたが、その1分後に谷内田がプロ初ゴールを決めて1点差。さらに攻勢を強めたが同点ゴールは生まれず、逆に38分にCKから決定的な3点目を許し万事休した。

 栃木SCの次節は10日午後2時から、長野県松本市のサンプロアルウィンで松本と対戦する。

後半12分、ニアを抜くシュートでゴールを奪う栃木SCのMF谷内田(奥)=カンセキスタジアムとちぎ

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