ジャパン・フード・セレクション 「大麦ベータグルカン」が金賞 諫早・伊東精麦所

第43回ジャパン・フード・セレクションで金賞を受賞した「大麦ベータグルカン」(伊東精麦所提供)

 消費者が選ぶ優れた商品、食材を認証する「第43回ジャパン・フード・セレクション」で、長崎県諫早市津久葉町の精麦製造業「伊東精麦所」の栄養機能食品「大麦ベータグルカン」が金賞に選ばれた。主催する日本フードアナリスト協会(東京)によると、本県企業の金賞受賞は初めて。水溶性で食べやすく、消費者の健康志向にマッチしている点が評価された。
 同セレクションは、食に関する情報の専門家のフード・アナリストでつくる同協会が2013年からスタート。企業からの出展申請に応じて審査する。
 伊東精麦所は1928年創業。大麦の外皮を削り取る過程で発生し、廃棄するぬかに着目。食物繊維のベータグルカンとポリフェノールをぬかから抽出する特許を取得し、粉末状にした商品を開発、販売。
 大麦ベータグルカンは、腸の中でコレステロールを吸着し、便とともに体外へ排出する作用があり、血中コレステロールの正常化や食後血糖値の上昇抑制などに効果があるという。
 伊東清一郎社長は「水溶性の食物繊維で無添加、アレルギーもない点をアピールし、多くの人が健康で長生きするお手伝いをしたい」と話した。1箱3240円。同社(電0120.169.055=平日午前9時~午後5時)。

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