出島メッセ長崎 9月末時点で57万人誘致 年間目標の94.8%達成

 11月1日に開業する長崎市尾上町のMICE施設「出島メッセ長崎」の誘致、運営を担う「コングレ」の西村真規子九州支社長は4日、誘致状況について、目標の年間約61万人に対し、9月末時点で94.8%の57万8805人に達していると明らかにした。
 長崎市議会のポストコロナ交流人口拡大対策特別委員会で説明した。
 西村氏は「出島メッセ長崎」では、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保や十分な換気など、新型コロナウイルス感染防止対策の整備を徹底した施設とし、「他の施設にはない特徴」と説明。目標の約61万人を達成する裏付けになっており「選ばれる施設になっている」と強調した。
 今後は、新型コロナウイルスの影響で対面だけでなく、対面とオンラインの「ハイブリッドが増えてくる」と分析。オンラインを取り入れることで参加しやすくなり、「大型の案件を誘致できる」と話した。
 委員からは「(出島メッセ長崎によって)いろいろな業者に対する影響がある。MICE施設をしっかり運営できなければならない」などの意見が上がった。

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