存命の最高齢メジャーリーガー・ロビンソンが100歳293日で死去

インディアンスなどで13シーズンにわたってプレーし、オールスター・ゲーム選出4度、1948年にはワールドシリーズ制覇も経験したエディ・ロビンソンが日本時間10月5日に亡くなっていたことが明らかになった。存命の元メジャーリーガーとしては最高齢となる100歳293日だった。ロビンソンが亡くなったため、存命の最高齢メジャーリーガーは1949年にブラウンズ(現オリオールズ)で41試合に出場したジョージ・エルダー(100歳209日)となる。

ロビンソンは13シーズンにわたって7つのチームでプレーした強打の一塁手で、1949年にセネタース(現ツインズ)、1951~52年にホワイトソックス、1953年にアスレチックスでオールスター・ゲーム選出。1951年には151試合に出場して打率.282、29本塁打、117打点、OPS.866という自己最高のシーズンを過ごした。1948年にはワールドシリーズで打率.300(20打数6安打)を記録し、インディアンスの世界一に貢献。インディアンスは来季からチーム名がガーディアンズに変わるため、これがインディアンスとしての最後のワールドシリーズ制覇(球団史上2度目)となった。

当時のア・リーグには8チームが所属していたが、このうちロビンソンはレッドソックスを除く7チームでプレー。現役引退後はスカウト、ファーム・ディレクター、球団幹部などを歴任し、ブレーブス(1972~76年)とレンジャーズ(1976~82年)でGMを務めた経験もある。

ロビンソンはア・リーグ史上初の黒人選手であるラリー・ドビーとともにメジャー史上初の黒人選手であるジャッキー・ロビンソンと対戦し、ハンク・アーロンがベーブ・ルースの本塁打記録を更新したときにブレーブスのGMを務め、マーク・マグワイアが1998年にシーズン本塁打記録を更新したときには球場で観戦するなど、球界の様々な歴史を目撃してきた。球団フロントで働いているときにドラフト指名した選手のなかには、バイダ・ブルー、レジー・ジャクソン、デール・マーフィーといった名選手もいた。

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