【壬生】下稲葉の用水脇に植えられたシダレザクラが季節外れの花を付け、地域の話題になっている。
シダレザクラは、地元の有志で組織する「いなば花と緑の郷協議会」が2000年から、地域おこしのためにオーナーを募って約500本を植栽した。
このうちの数本が花を付けている。春の花に比べ、少し色味は白っぽいが、川面を渡る風に揺れて秋の青空によく映えている。
当時、シダレザクラを植栽した町議の鈴木理夫(すずきみちお)さん(70)は「ぱらぱら咲くことはあったが、これだけ花を付けたのは記憶にない」と話している。
町観光協会は「見に行く場合は、近くに駐車場などがないので交通の邪魔にならないよう配慮して、楽しんでほしい」としている。