気象庁は7日（木）、向こう1か月（10/9～11/8）の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は高い見込み。特に、北・東・西日本では期間のはじめに、沖縄・奄美は期間の前半にかなり高くなりそうだ。 北日本の日本海側は、低気圧や寒気の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の日照時間は平年並みか少なく、降水量は平年並みか多い見通し。沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けやすいため、向こう1か月の日照時間は平年並みか少なく、降水量は平年並みか多くなりそうだ。
1週目（10/9～10/15） 暖かい空気に覆われて全国的に高温で、かなりの高温となる見込み。沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。 2週目（10/16～10/22） 寒気が流れ込みやすい北日本は、低温傾向が見込まれる。一方、沖縄・奄美は南から暖かい空気が流れ込み、例年より高い海面水温の影響も受けて高温傾向となり、かなり高くなる可能性もある。 3～4週目（10/23～11/5） 北日本の日本海側は、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込み。北・東日本の太平洋側や西日本は、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。
高温に関する早期天候情報
東海、近畿、中国、四国、九州南部、沖縄・奄美は、今後10日間～2週間程度は暖かい空気に覆われて気温が高くなる見通し。特に、13日（水）ごろからの5日間程度は、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30％以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30％以上と見込まれる場合に発表される。
