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長崎県西海市崎戸町蠣浦郷の浅間神社で10日、秋季大祭が開かれた。神事の後、伝統の獅子舞を奉納。家内安全と無病息災を祈願した。
かつて炭鉱で栄えた崎戸の獅子舞は、坑内安全を願い大正時代に始まったと伝わる。2頭の獅子の舞いは10代から60代で構成する「さざんか会」(山本寛之代表)の15人が披露。家々を回るお下りは、コロナ禍のため2年連続で中止になった。
神社には約40人が集まった。かみつく獅子を怖がり泣きだす幼児もおり、境内は和やかな雰囲気に包まれた。獅子にかまれた住民らは、一行からお守りの御幣を受け取っていた。