人間なら100歳 ライオン『アサヒ』23歳の誕生日会 佐世保・森きらら

シカのジビエを食べるアサヒ=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で10日、雄のライオン「アサヒ」の23歳の誕生日会が開かれ、来園者が祝福した。
 アサヒは1998年10月10日、同園で生まれた。同園によると、飼育下のライオンの寿命は15~20歳で、アサヒは人間に例えると約100歳。最近は寝ていることが多くなり、足腰も弱くなってきたものの、食欲はあり、毎日約4キロの肉を食べているという。
 誕生日会では、1年ぶりにシカのジビエ(野生鳥獣肉)をプレゼント。アサヒが登場すると来園者は「おめでとう」と祝福し、餌を食べる様子を見守った。
 西彼時津町立鳴鼓小1年の城戸晴登君(7)は「強そうでかっこよかったけど、ちょっとかわいい感じもした。長生きしてほしい」と笑顔で話した。


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