日本代表の森保一監督(53)が、苦戦を強いられているカタールW杯アジア最終予選の指揮を〝自己分析〟した。
今回の最終予選では4試合を終えて2勝2敗と厳しい戦いを強いられ、批判も高まっている森保監督。そうした中、19日にオンラインで取材に応じた指揮官はここまでの最終予選の戦いぶりを振り返った。
「自分でも(選手として)経験しているが、やっぱり厳しいなと」と最終予選の過酷な戦いを実感。「やはり厳しい戦いの中で自分に突きつけられることがある。もっといろんなものをレベルアップしないといけないと考えさせられる」と指導者としての力が試されていると感じている。
今後に向けて「この厳しい戦いの中で、選手たちに戦い方をより具体的にしてあげることが大切だなと気づかせてもらった。環境に鍛えられている感じ。一番思っているのが、想像力をもっと自分の中で持たないといけない。それをもとに予測力を持つ、準備力をもっと上げていかないといけない。先を見据える力、想像力はもっともっとピンポイントに当てられるようにしていかなければいけないとこの4試合で考えさせられている」と自身の指揮における改善点を自ら洗い出した。
また、交代枠をさらに積極的に活用していく方針も示した。「交代枠を使っているときと使っていないときがあるが、5人交代枠を使えるので、できるだけインテンシティーを高く、フレッシュな選手に代えていくというのは今の交代枠でやれることかなと思う」。
森保監督も最終予選という厳しい戦いの中で日々〝進化〟を目指している。