試合の流れはつかんだが…。巨人・原辰徳監督(63)が19日に、4―4の引き分けに終わったDeNA戦(横浜)を振り返った。
先に試合を動かしたのは巨人だった。2回二死一塁の場面で打席を迎えた広岡が、相手先発・今永の投じた4球目、148キロの直球をとらえると、打球はぐんぐんと伸びて右翼スタンドへ。「スタメンのチャンスをいただけたので、その最初の打席で結果を出せてうれしいです。先制できて良かったです」と、起用してくれた首脳陣らの期待に応える一発となった。
一方、3―1で迎えた4回にソトと細川の適時打で試合は振り出しに。その後も競った展開となったが、1点を追う8回にウィーラーの犠飛で追いつくのが精いっぱいだった。
勝利こそならなかったが、指揮官は「広岡の最初の2ランで、主導権を久しぶりに握れたゲームでしたね」と手応えをつかんだ様子。4位・広島とのCS出場争いは最後まで激戦となりそうだ。