【新型コロナ】神奈川県、時短と酒類制限25日から全面解除 「感染状況は大きく改善」

25日以降の新型コロナ対策について県民にメッセージを発する黒岩知事=20日午後、県庁

 新型コロナウイルス対策として続けてきた飲食店への要請を巡り、神奈川県は20日の対策本部会議で、25日以降は営業時間の短縮や酒類提供制限の要請を全面的に解除することを決めた。経済の回復に向けた支援策は段階的に推進する。黒岩祐治知事は「感染状況は大きく改善した。厳しい状況を乗り越えてくれた皆さんに心から感謝したい」と述べた。

 県内では飲食店への時短営業などの要請(地域限定を含む)が昨年12月7日から継続されており、全面解除は約11カ月ぶりとなる。感染者数の減少に伴い、感染状況を示す指標の大半が「ステージ2」以下に改善したことから判断した。

 飲食店などに対し、1組(テーブル)は4人以内または同居家族とする人数制限や、業種別ガイドラインの順守は、法に基づかない働き掛けとして11月30日まで続ける。

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