暖かい空気に覆われやすい 北日本、沖縄・奄美で気温高い予想 気象庁1か月予報

気象庁は21日(木)、向こう1か月(10/23~11/22)の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は、北日本と沖縄・奄美で高く、東・西日本で平年並みか高くなりそうだ。特に、北日本と沖縄・奄美では、期間の前半は気温がかなり高くなる所がある見込み。北日本日本海側では、寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は平年並か少なく、日照時間は平年並みか多い予想となっている。

1週目(10/23~10/29) 北日本の日本海側は、寒気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少ない見込み。 2週目(10/30~11/5) 全国的に高温傾向。北日本の日本海側は1週目と同様、寒気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少ない見込み。 3~4週目(11/6~11/19) 気温は北日本、沖縄・奄美で高温傾向だが、東・西日本は寒気の影響を受ける可能性もあり、ほぼ平年並みとなりそうだ。また、全国的に平年と同様の天候が見込まれる。

北日本と奄美に「高温に関する早期天候情報」

高温に関する早期天候情報。

 今週の北日本は、北海道を中心に気温が平年よりかなり低くなっている。北日本は23日(土)ごろまで寒気の影響で気温が平年並みか平年より低くなるが、その後は暖かい空気が流れ込みやすいため気温が高くなり、特に27日(水)ごろからの5日間ほどは平年よりかなり高くなる可能性がある。  奄美では、向こう4日間程度は寒気の影響で、気温が平年並みか低い日が多いが、その後は暖かい空気に覆われて高くなり、29日(金)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。以上のことから、気象庁は北日本と奄美に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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