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2019年に地方創生担当相として初入閣を果たした。約1年間の任期中に全都道府県を視察し、人口減少などで疲弊する地方の実態を肌で感じた。同時に各地域の特長を生かした町おこしに奔走する多くの人々と出会い、「地方の努力が実るよう、国が後押ししなければならない」との思いを強くした。
五島列島の北松小値賀町で生まれ育った。幼少期に電気や水道、港湾などのインフラが整備され、「政治が島の暮らしを向上させている」と実感した。高校卒業後に島を離れて早稲田大へ進学。代議士秘書から政治の世界へ飛び込み、佐世保市議や県議を経て、2000年に国政へ進んだ。
信条は「地道に一歩ずつ」。愛用するロープタイには、将棋駒の「歩」をかたどった留め具を付ける。歩は敵陣に攻め込むと裏返って「と金」に変わるが、自身の駒には「誠吾」の文字を刻む。「成り金にはならないよ。おふくろが付けた名前の通り、誠実に生きたいんだ」と、いたずらっぽく笑う。