米大リーグ機構公式サイトは「ポストシーズン(PS)に最高のパフォーマンスを演じた選手たち」を特集し、その一人に2013年にレッドソックスのワールドシリーズ(WS)制覇に守護神として貢献した上原浩治氏(46)を選出した。
上原氏は16試合中13試合に登板し、PS最多タイの7セーブを挙げた。地区シリーズ、ア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)、WSでいずれも最後の打者を空振り三振に仕留めて胴上げ投手となり、ALCSではMVPに輝いた。
同サイトは「上原はレギュラーシーズンでほぼアンタッチャブルだった(防御率1・09)。それをそのまま10月を通してやり続けた。13登板で16三振、無四球、防御率0・66、被打率1割5分2厘でレギュラーシーズン以上に相手を支配した」と大絶賛した。
また、カージナルスとのWS第4戦ではメジャー史上初の劇的な幕切れを演出した。9回二死一塁で一塁走者ウォンをけん制で刺して試合を終了させたのだ。その歴史的名場面を「忘れてはならない」と指摘。また、6試合のうち5試合に登板して1勝3セーブでMVPを獲得したALCSを「彼らのスター・リリーバーはまったくもって絶好調だった」と評し、「最高の瞬間」に挙げた。