プロ野球(NPB)ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから育成枠2位で指名された関根学園高・滝澤夏央内野手(18)が26日、球団担当者から指名あいさつを受けた。担当者から直接期待の言葉を掛けられ、決意を新たにした。
同校には球団本部育成・アマチュア担当(スカウト)の鈴木敬洋さん(38)が訪れ、滝澤選手、鈴木重行校長、安川斉総監督らが出迎えた。
鈴木さんは約1年前から滝澤選手の視察を開始。最初の印象として「NPBで一番身長が低く、『小さいな』と思ったが、その次にこんな身体能力が高くて野性味あふれるプレーに驚きを隠せなかった」と言い、「見るたびに好きになり、絶対獲得したいと思った」と振り返った。
また、同球団には内野守備の名手、辻発彦監督(63)や松井稼頭央2軍監督(46)がいることを挙げ、「守備のスペシャリストになってほしい。強打者が並ぶ西武の中で、こういう選手は面白い」と期待した。
滝澤選手は「ここからが自分のスタート。まずは支配下(登録)を目指し、全てでレベルアップして1軍で必要とされる選手になりたい」と抱負。報道陣からプレースタイルについて聞かれると、「評価してもらったスピードを生かした守備で、源田(壮亮)選手のような、魅せるプレーと安定感のあるプレーの両方できる選手になりたい」と明確に目標を話した。