中日・小笠原が6年目で初の規定投球回到達 与田監督「このバランスを覚えていてほしい」

虎打線を6回無失点に封じ、8勝目を挙げた中日・小笠原(東スポWeb)

中日の小笠原慎之介投手(24)が6年目にして初めて規定投球回に到達した。

達成まで5回2/3を残して今季最終戦となる26日の阪神戦(甲子園)に先発し、6回4安打無失点の好投を披露。自己最多を更新する8勝目もゲットし「イニングを完了させるのは、先発として最低限の仕事。こういう投球をすれば1年間やれるのもつかんできたかな」とすっかり自信ものぞかせる。

与田監督は「最高の結果で内容も非常に良かった。このバランスを覚えていてほしいぐらい、今年ベストバランスだったのでは」と目を細めれば、阿波野投手コーチも「1年間通して、フォームの管理、トレーニングを怠らずにやれて、規定投球回という良い結果が出た。1年間で随分、自覚のある投手に成長してくれた」と最敬礼した。

左腕は「1年間我慢して使っていただき、最後も6回投げ切らせていただいた監督はじめ首脳陣に感謝しています」と今季限りでユニホームを脱ぐ首脳陣にお礼の言葉を述べた。

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