鉄道旅の移動中、何して過ごす? 【鉄道旅のいろは】

北海道のローカル列車

突然ですが、みなさんは「鉄道旅」に出かけたことがありますか?

一口に「鉄道旅」と言ってもその中身は様々でしょう。遠方への旅行の際に往復で新幹線や特急を使う場合や、自分がまだこれまでに訪れたことのない土地に行って1日数本しか列車の運行がないようなローカル線に「あえて乗りに行く」場合など、細かく分けると実に様々な旅のスタイルがあることと思います。

今回はそんな旅を楽しむみなさんに向けて「列車での移動中の過ごし方」を4つご提案させていただきます。

是非次回の鉄道旅から活かしてみてください!

車窓を眺める

何といっても一番のオススメは「車窓を眺める」こと。明るい時間帯ならばどの路線でも楽しめます。

車窓を眺めていると、思わぬ発見があったりします。例えば大きな山や川が見えたり、都市部では有名なビルやタワーが見えたり…。何気なく停車した駅が「思っていたよりも大きな駅だった」なんてこともあるかもしれません。夕暮れ時なら素晴らしい夕陽を眺めることができる路線もたくさんあります。

最もオススメするのは太陽が高く昇っている日中の時間帯ですが、見晴らしのよい高台では夜景が見えることもあります。はじめのうちはただ車窓をぼーっと眺めているだけだと退屈に感じてしまうかもしれませんが、徐々に自分なりの楽しみ方を見つけ出せると思いますので是非実践してみてください。

本を読む

日頃から読書の習慣がある方なら「本を読む」のもオススメ。特に新幹線や特急に長時間乗る場合や、普通列車だけをひたすら乗り継いで長距離を移動していく場合などは案外手持無沙汰になってしまうものです。

そんな時には、是非「究極の暇つぶし」として本を取り出し、自分の世界に入ってみてください。

ご当地グルメを味わう

何といってもやはり旅の道中では、現地でしか味わえないような「食」を楽しみたいものです。全国各地様々なご当地グルメや駅弁等がありますが、流れる車窓を眺めながら列車内で美味しいものを味わう時間はこれ以上ないほどの贅沢な過ごし方ではないでしょうか。

ロングシートが並ぶ普通列車の車内で飲食をするのはかなり難しいと思いますが、進行方向を向いて座ることのできる新幹線や特急に乗車した際は是非食べ物や飲み物を準備しておきましょう。数は少ないですが一部の列車では車内販売がある場合もありますので、車内で買い物をしてみると旅の記念にもなります。

態勢を立て直す

これはビギナーの方にはなかなか想像がつきにくいことかもしれません。鉄道旅と称していくつもの列車を乗り継いでいったり、その途中で立ち寄り観光等をしたりしていると、徐々に自分自身の態勢が崩れていくことがあります。

そんな時、比較的乗車時間の長い列車に乗ることがあれば態勢を立て直す絶好のチャンス。ぐちゃぐちゃになっていたかばんの中身を整理してゴミをまとめたり、スマートフォンやカメラを充電したり、汗を拭ったり…。バタバタした状態が長く続くと落ち着いて旅を楽しめなくなってしまいますから、是非列車に乗り込んだ際は自分自身の態勢を立て直すこともお忘れなく!

いかがだったでしょうか。もちろん実際には路線によって、「これはできる/これはできない」と判断が分かれる場合もあるでしょうが、列車内での過ごし方に迷っている方は是非上記4つを実践してみてください!

【著者】わたかわ

鉄道・旅行好きの現役大学生。乗り鉄として全国各地を旅しています。 国内旅行業務取扱管理者の資格を保有。 2021年夏に最長片道切符の旅を完遂しました。

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