JR長崎駅高架下の新施設 名称「長崎街道かもめ市場」に 来春開業予定

長崎街道かもめ市場の横丁ゾーンのイメージ(JR九州提供)

 JR九州は27日、2022年春に開業を予定するJR長崎駅高架下商業施設の名称を「長崎街道かもめ市場」とし、土産や飲食など計54店舗が出店すると発表した。長崎市内最大級となる土産ゾーンに加え、地酒や料理が楽しめる横丁ゾーンが登場。ちゃんぽんや五島うどんといったご当地グルメの店もあり、長崎の魅力を発信する。
 飲食店は計14店舗。料理と地酒を楽しめる「横丁ゾーン」では店舗間の間仕切りをなくし、一体的な横丁空間としてにぎわいを創出する。「ご当地ゾーン」ではちゃんぽん・皿うどん、トルコライス、海の幸などを提供。ビジネス客や観光客だけでなく、地元の人も仕事帰りなどに気軽に立ち寄れる場所にする。
 このうち福岡県を中心に居酒屋などを展開するタケノ(福岡市)の焼き鳥店「博多ぐるぐるとりかわ竹乃屋」や、JA全農が手掛ける地産地消カフェ「みのりカフェ」など3店舗が県内初出店となる。
 市場の中央は、27店舗(うち13店舗はアミュプラザ長崎から移転)が集積し、市内最大級になるという「土産ゾーン」。カステラ、角煮まんじゅう、和洋菓子といった土産店が並び、目の前で調理する実演コーナーも設ける。
 飲食と土産のほかに、コンビニなど13店舗も入る。全54店舗のうち40店舗が地元企業。青柳俊彦社長は同日の定例会見で「長崎を訪れる人に買い物やお土産を楽しんでもらい、来て良かったと思われる施設にしたい」と述べた。

JR長崎駅高架下の商業施設「長崎街道かもめ市場」の位置図(JR九州提供)

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