米大リーグ選手会は２８日（日本時間２９日）に選手間投票による今季の各賞を発表し、エンゼルスの大谷翔平投手（２７）は年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」とア・リーグ最優秀野手「アウトスタンディング・プレイヤー」を同時受賞した。年間最優秀選手は日本選手初で、ア・リーグ最優秀野手は２００４年のマリナーズのイチロー以来、２人目だ。大谷の快挙をライバルも祝福した。
年間最優秀選手３位でナ・リーグ最優秀野手に選ばれたフィリーズのブライス・ハーパー外野手（２９）
「本当にすごいとしか言いようがない。ショーヘイ、おめでとう。見ていて楽しかったし、素晴らしい１年だったし、これからも楽しみにしているよ」
ア・リーグ最優秀投手に選出されたブルージェイズのロビー・レイ投手（３０）
「５ツールを持つ選手。外野の角に打たれたと思ったら、次の瞬間三塁に立っていたりする。一体何が起こったんだ？ って」
ナ・リーグ最優秀投手に輝いたドジャースのマックス・シャーザー投手（３７）
「見ていて、楽しい。見事なシーズンだった」
ア・リーグカムバック賞のオリオールズのトレイ・マンシーニ内野手（２９）
「彼は（投打）両方で強い。投げていなくてもＭＶＰ候補、打っていなくてもメジャー最強の投手の一人」
ナ・リーグカムバック賞のジャイアンツのバスター・ポージー捕手（３４）
「リトルリーグで全力でプレーする１２歳が、そのまま大人になったように野球をやっていた」
ナ・リーグ最優秀新人のレッズのジョナサン・インディア内野手（２４）
「大谷翔平は規格外の選手だ」
エンゼルスの同僚マイク・トラウト外野手（３０）。１９年に同時受賞している。
「ショーヘイ、受賞おめでとう。８回や９回投げた翌日に本塁打を打つなんて、とにかくすごい。歴史的瞬間がたくさん見られてクールだった。僕もうれしいよ」
