内閣府の「エイジレス・ライフ事例」 「みくりや駅前元気カフェ」が受章

内閣府の「エイジレス・ライフ社会参加活動事例」に選ばれた「みくりや駅前元気カフェ」=松浦市御厨町

 内閣府が地域で社会参加活動に積極的な高齢者グループを紹介する本年度のエイジレス・ライフ実践事例および社会参加活動事例に、長崎県松浦市御厨町の「みくりや駅前元気カフェ」(中山誠基代表、25人)が選ばれた。市内からの受章は、2019年度の「優愛の会」(福島町)、20年度の「ムーンリバー」(調川町)に続き3団体目。
 元気カフェは同市御厨・星鹿地区の高齢者が気軽に交流できる場所として松浦鉄道(MR)御厨駅前に15年に設立。高齢者自らがボランティアで運営している。毎週火、金曜日にオープンし、体力維持の百歳体操や七夕など季節の行事を開催。小中高生ら若者世代との交流活動にも取り組んでいる。昨年度は県の高齢者地域貢献活動団体(地域の助け合い部門)としても表彰された。
 10月22日、元気カフェで社会参加章と記念の盾の伝達式があり、友田吉泰市長が中山代表に手渡した。今年はコロナ禍でたびたび休所を強いられたが、10月から活動を再開。友田市長は日ごろの活動をたたえ、「市内には高齢者の交流の場が約50カ所あり、900人以上が利用している。高齢者の社会参加が進んでいる証拠」と話した。

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