バルセロナ監督問題でシャビ招へい失敗時に3人の候補をリストアップ

アルサッドのシャビ監督(ロイター)

スペイン1部バルセロナの監督問題で、カタール1部アルサッドのシャビ監督の招へい失敗に備えて3人の候補をリストアップした。

今季の不振によりロナルド・クーマン監督を解任したバルセロナ。後任にはクラブのレジェンドであるシャビ氏が最有力候補となっているが、指揮を取るアルサッドが引き抜きに反発しており、招へいに向けた交渉は難航している。

そうした中、スペインメディア「ドンバロン」は「シャビの夢はバルセロナを指揮することでラポルタ会長にとっても意中の人物だが、決まっているわけではない。そこには他の選択肢がある。カタールチームからの最新の声明の後に、エリック・テンハフ、ロベルト・マルティネス、マルセロ・ガヤルドの3人の名前について動きがある」と報道。シャビ氏の招へい失敗を想定して、3人の後任候補をリストアップした。

筆頭候補がオランダ1部アヤックスを率いるテンハフ監督。戦術などがバルセロナの理念に合致するが「アヤックスが監督を手放さないと思われる。あとは経済的な問題になるだろう」と指摘。指揮を取るアヤックスが退団に応じる公算が高くないため、違約金の交渉などでかなり高額な費用がかかるとみられている。

また、ベルギー代表のマルティネス監督とアルゼンチン1部の名門リバープレートを率いるガヤルド監督も有力候補となっているが、いずれも所属チームとの交渉が難しく「経済的な挑戦を想定することになるだろう」とやはり費用がかさむことになりそうだ。

クラブはシーズン中、代表チームもW杯予選の真っただ中ということもあり、いずれの選択肢も一筋縄ではいかなそう。世界屈指の名門の監督問題はまだまだ一波乱ありそうだ。

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