横浜・舞岡高の竹、地元商店街照らす灯籠に 生徒ら作成 2、3日にイベント

商店街の店先に展示される予定の竹灯籠

 横浜市戸塚区の県立舞岡高校の生徒が、同校敷地内にある竹を有効活用した地域交流の取り組みを進めている。2、3日にはJR戸塚駅西口の2商店街で、手作りの竹灯籠を店先に飾る催しを企画。夕方から夜に点灯し、商店街を風情ある明かりで照らす予定だ。

 同校敷地の3分の1ほどは竹林で、荒廃しないよう教職員が定期的に伐採している。竹を有効活用し、地域で活用するため、生徒らが今春「舞岡竹林活用プロジェクト(マイタケプロジェクト)」を開始した。

 環境保護や循環型社会の観点から、4月には商店街の飲食店にタケノコを食材として提供。7月には区内の2小学校の児童と七夕飾りを一緒に作って、商店街を彩った。

 竹灯籠作りはマイタケプロジェクトの一環で、戸塚宿ほのぼの商和会と戸塚旭町通商店会で行われるイベントに合わせて、生徒が企画。同じ校舎で学ぶ県立保土ケ谷養護学校舞岡分教室の生徒も参加。伐採した竹をのこぎりで同じ長さに切りそろえ、光が漏れるように穴を開けて思い思いのデザインの竹灯籠約100個を完成させた。

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