衆院選 長崎県内4選挙区の当選者 支援に感謝、決意新た

初当選を報じる新聞を手に笑顔を見せる加藤さん=1日午前10時3分、島原市今川町の後援会事務所

 衆院選投開票日から一夜明けた1日、長崎県内4小選挙区の議席を勝ち取った4人は疲れも見せず、地元にあいさつをして回ったり、街頭で市民に感謝を伝えたりして決意を新たにした。
 長崎2区で初当選した加藤竜祥さん(自民)は、島原半島を中心にあいさつ回り。「取材を受けて当選を実感した」と笑みを浮かべた。衆院3期で勇退した父寛治氏の地盤を受け継ぎ、今回獲得した9万5千票余りを「紛れもなく父の票。自分の票に変えていかなければ」と冷静に分析。「選挙中に訴えた一つ一つは有権者との約束。地方創生、古里振興の実現にまい進する」と力を込めた。
 1区で再選した西岡秀子さん(国民民主)は、午前7時半から長崎市内の事務所前で行き交う車に手を振った。「一人一人の切実な思いが(10万超の)得票につながった」と責任の重さをかみしめた。
 3区で7選を果たした谷川弥一さん(自民)は、五島列島に渡った。成立に尽力した国境離島新法を生かすことで「地域が発展するよう具体的に動き、必ず成果を出す」と力強く語った。
 4区の北村誠吾さん(自民)は1日午前2時ごろに当選の「万歳」をし、同4時半ごろ、自宅でお茶漬けをすすって眠りに就いた。佐世保市内の事務所で朝刊をめくり、「県内は人口減少が続く。まち、ひと、しごとづくりを実現する」と決意新た。同8時ごろから車で支援団体などを回った。

© 株式会社長崎新聞社