アルサドが仰天要求!シャビ新監督〝強奪〟のバルセロナ・ラポルタ会長にドーハ訪問を要請

アルサドのシャビ監督(ロイター)

シャビ監督(41)の引き抜きで揺れるカタール1部アルサドがスペイン1部バルセロナに仰天要求を突き付けたと、スペイン紙「アス」が伝えている。

ロベルト・クーマン監督を解任したバルセロナは後任にクラブOBのシャビ氏を招聘したい意向で本人とは合意に達したものの、同氏は現在アルサドを率いる監督として奮闘中。このため、アルサドは「2年契約を結んでいる」などとする声明を発表するなど、バルセロナの引き抜きに不快感を示している。

そんな中、同紙によると、アルサド側はシャビ監督を送り出すために、1対1の取引を望んでおり、取り引きを成立させるためバルセロナのジョアン・ラポルタ会長のドーハ訪問を要求しているという。「シャビの招聘を友好的に問題なく終えたいのであれば、ドーハに来なければならない。オーナーはバルセロナとの平等な取引を望んでいる」と伝えた。

同紙は「カタールの文化では敵対者を尊敬し、称賛していると感じることが非常に重要だ。そのため、交渉で目の前にいる人が平等ではない場合、敵対者は無礼と配慮の欠如と考慮する」と、シャビ監督の〝強奪〟交渉をまとめるためにも、ドーハ訪問は欠かせないと指摘した。

これを受けてバルセロナ側はラポルタ会長のアルサド行きを検討中。また100万ユーロ(1億3000万円)以上とされる違約金についても、今後、同地で親善試合を行うことで合意したい考えだが、果たしてシャビ監督をバルセロナに連れ戻せるだろうか。

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