美々鯵の魅力知って 南郷小で漁業者らが授業

南郷の海の魅力について学ぶ南郷小児童

 日南市の南郷小(矢野根育代校長、313人)で10月29日、5年生56人を対象に南郷の海の魅力について学ぶ授業があった。漁業者ら専門家を招き、南郷町の目井津港で水揚げされるブランド魚「めいつ美々鯵(びびあじ)」などについての話を聞いた。
 講師は新堀水産社長の元浦亮(まこと)さん(69)と県南那珂農林振興局農政水産企画課技師の三木涼平さん(31)。元浦さんは「美々鯵」がブランド化された経緯などを説明。出荷時期が3~6月でサイズが90グラム以上のアジに限定されることなどの基準を紹介した。元浦さんは「鮮度の良さが売り。まずは地元に根差し、販路開拓にも取り組みたい」と意欲を示した。
 三木さんは魚が食卓に届くまでの過程を動画を交えて説明し「いろんな人たちが魚を届けるために頑張っている」と話した。
 児童たちは2人に「なぜアジをブランド化したの」「魚を知ってもらうためにしていることは」など質問していた。清水海音(かいと)君(11)は「美々鰺について知ることができ、もっと調べたくなった」と話していた。

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