「金太郎の力水」初の商品化 ふるさと納税返礼品にも 神奈川・南足柄

初めて商品化された南足柄の飲料水「金太郎の力水」=南足柄市役所

 環境省の「平成の名水百選」(2008年)などに認定される南足柄市の水資源の豊かさを知ってもらおうと、市内で採取された水が、民間事業者協力で初めてペットボトル入りで商品化された。販売や市のふるさと納税の返礼品としても活用される予定。同市は6日に記念イベントを企画し「市外、県外の多くの人にも飲んでもらいたい」と呼び掛けている。

 飲料水は、同市にゆかりがある金太郎にちなみ「金太郎の力水」と命名。パッケージには市のキャラクターも描かれる。同市怒田で採取された水は疲労回復効果がある炭酸水素イオンや、日常摂取が不足しがちなカリウムが豊富に含まれているという。

 商品化は今年3月、飲料や食品などを販売するハシモト(小田原市成田)が南足柄市へ提案して実現した。飲用水の商品化は市にとっても念願だったといい、加藤修平市長は「官民協働の大きな成果。喜ばしいこと」と感謝する。

 市は6日午前9時から、道の駅「足柄・金太郎のふるさと」(同市竹松)でお披露目し、先着100人に試供品を配布し、販売も開始する。販売価格は500ミリリットル入り1本108円(税込み)。

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