措置講じず作業員4人が一酸化炭素中毒に 横浜の防水工事会社と現場代理人を書類送検

横浜地検川崎支部

 川崎北労働基準監督署は8日、労働安全衛生法違反の疑いで、横浜市戸塚区の防水工事会社「GSC」と、同社現場代理人の30代男性を横浜地検川崎支部に書類送検した。

 書類送検容疑は、2020年6月4日、川崎市麻生区の商業施設内で行っていた冷蔵・冷凍庫内の床補修工事の現場で、換気が不十分であるにもかかわらず、20代と40代の男性計4人にガソリンエンジンを使ったコンクリート研削機で作業を行わせ、健康障害を防ぐために必要な措置を講じなかった、としている。

 同署によると、作業員4人が一酸化炭素中毒で救急搬送され、6日間入院した。

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