【新型コロナ】「ワクチン・検査パッケージ」の技術実証、横浜でも始まる スカイビル内11店舗が参加

「ワクチン・検査パッケージ」の技術実証が行われている飲食店=横浜駅近くのスカイビル内

 新型コロナウイルスの感染拡大防止と経済社会活動との両立に向け、政府による「ワクチン・検査パッケージ」の技術実証が8日、横浜駅隣接の商業ビルで始まった。

 神奈川県も協力して行われている技術実証にはスカイビル内の飲食店11店舗が参加。入り口でワクチン接種済証や検査の陰性証明を提示すると、一般客と区分けされたテーブルを利用し、県が働き掛けている人数(1テーブル4人)や滞在時間(2時間)の制限に関係なく飲食できる。

 同意を得た利用者にはアンケートを実施するほか、利用後の感染の有無といった疫学調査に協力してもらう。

 牛たん料理などを提供する「牛味蔵(ぎゅうみくら)横浜スカイビル店」の菅野雄一店長は「一昨年12月にオープン以来、時短営業や休業が続いていた。(技術実証を通じ)『第6波』が今後来ても営業ができ、お客さまにも安心していただけるような環境をつくっていきたい」と話していた。

 技術実証は14日まで行われ、同ビル10階で参加者向けの検査キットを無料配布している。

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