長崎市内などでロケ 映画「天外者」 ロケーションジャパン大賞にノミネート

 長崎市内などで撮影が行われた映画「天外者(てんがらもん)」が、地域を盛り上げた作品とその地域を表彰する「第12回ロケーションジャパン大賞」にノミネートされた。結果は来年2月17日に発表される。市などと協力して現地ロケを支援した県観光連盟は「受賞によって、長崎の町の魅力が広く発信されるとありがたい」と期待を寄せている。
 同大賞は雑誌「ロケーションジャパン」編集部が、ロケの受け入れ態勢などの観点から選出。今回は昨年11月1日から今年10月31日までに公開、放送された映画・ドラマ・アニメ作品が対象で、他に佐世保市在住の直木賞作家、佐藤正午のベストセラー小説を映画化した「鳩の撃退法」(富山県)など33作品69地域がノミネートされている。
 「天外者」は、近代日本経済の礎を築いた偉人、五代友厚の人生を描いた歴史群像劇。同連盟によると、長崎ロケは2019年11月5、6の両日に実施。長崎港や眼鏡橋などを巡り映画の背景に使用する風景を撮影した。


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