里山整備で土砂災害防止へ 県内初の取り組み

山林を里山のように整備して土砂災害を防ごうとする県内初の取り組みが福山市で始まりました。

これは福山市が進める事業で、土砂災害が起きる可能性が高い区域で葉を落とさない常緑樹を間伐し、

落葉樹を植えることで保水力の高い里山にしようとする取り組みです。

間伐することで木の根が強くなり土を支える力が増したり保水力が高まるなどの効果が期待できます。

12日に行われた初めての調査では、市や森林組合の職員たちが木の種類や間伐方法などを確認しました。

【福山市農林水産課 渡辺光広担当課長】

「土砂災害に強い森林を多く作ることで、少しでも災害の未然防止につながればと思う」。

来年1月末までに市内6カ所で調査を行い、来年度から事業に着手する予定です。

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