食費、光熱費、無駄な出費…一人暮らしの節約は何をすべき?チェックリスト6項目

人によって千差万別なのがお金の使い方。とくに一人暮らしの場合、一般的には自由になるお金が多いため、貯蓄がある人とない人の差が多いのが現状です。貯蓄がある一人暮らしとそうでない人との差は何なのか。今回は一人暮らしのお金の使い方でありがちな落とし穴と、それを防ぐための一人暮らしの費用の管理方法を紹介します。


一人暮らしの節約チェックリスト

見直しを考えたとき、何をすべきか、以下の6項目を見てみましょう。

一人暮らしの節約は何をすべき?チェックリスト6項目

□今日一日に使った金額を把握している
□今日の外食はお付き合い上、必要なものだったか
□家で食べる食材を買いすぎていない
□着ていない洋服、使っていないコスメやガジェットがない
□利用していないサービスの会費は払っていない
□冷暖房をつける前にその他の方法も実行している

できているような、できてないような……という人は改めて一緒に考えていきましょう。

毎日の少額の支出を意識している?

節約を考えるとき、旅行や洋服を買うなどの改まった支出は意外と多くの人が気にしています。要注意なのは毎日の少額の支出。ビジネスパーソンであればランチタイムだけでなく、日中に喉が渇いたら自動販売機で飲み物を買ったり、会社を出て「軽く一杯」とお店に寄ったり、帰りにコンビニに寄って食べ物やちょっと気にいったボールペンを買ってみたり……どれも金額は少額なのであまり気にせずに使ってしまうお金です。

まさに塵も積もれば山となるがこの支出、意識しているかいないかで節約の成果も大きく変わってきます。今まで何も気にしていなかった人であれば、まずは毎日の少額の支出を記録し意識するような習慣をつけましょう。

一人暮らしの食費平均は?

では一人暮らしの食費の平均はいくらなのでしょうか。2020年の総務省統計局のデータによると、1ヶ月の一人暮らしの食費の平均は4万1,373円。人によって収入もライフスタイルも違うので、この金額が全ての人にとって見本となる金額という意味ではありません。

一人暮らしでも複数人家庭でも食費を節約したいと思ったときに意識する点は大きく3点あります。

(1)外食が多くなっていないか
(2)食材を安く買う習慣はついているか
(3)買ったものは全て消費できているか

(1)の「外食」に関しては人との交流を含めた外食なのか、一人の食事を家で作るのが面倒だからなのかによって変わってきますが、「作るのが面倒だから外食にする」という場合は、手間をかけずに食べられるものを家に用意しておくのも一つの手です。

(2)の「食材を安く買う習慣はついているか」については、実際は一人暮らしでは金額的にあまり大きく影響してくる点ではありません。それでも安定して価格が安いプライベートブランド商品や業務用食材を購入する、特定の割引デーに買い物をする習慣をつける、調味料や飲料であればネットの定期購入で安く購入するなどの方法もあります。

(3)の「買ったものは全て消費できているか」が一人暮らしの場合とくに注意すべき点です。もともと日本の一般家庭からでる食料廃棄は多く、せっかく買ったのに無駄にして捨ててしまっている人が多い現状があります。一人暮らしとなればなおのことで、買った食材を食べきれずに腐らせてしまったとか、食べきれずに残したものを翌日に持ち越さず捨ててしまうというケースもあります。

自分が買ったものを全て食べきれているか確認し、もしも捨ててしまっている場合はどうしたら防げるのか、買いすぎなのか、保存方法を学べばいいのか等検討してみましょう。

衣類やガジェットほか、必要以上に買っているものはない?

男性と女性、まだ興味によって対象物は変わってきます。せっかく買った洋服を着ていなかったり、イヤホンを何本も買ってしまったり、新しいモデルが出る度にスマートフォンを買ってしまったり……。仕事や生活に必要であればよいのですが、「買う」という行為に満足してしまって、使っていないものが家に眠っている人も多いのではないでしょうか。

この無駄な出費が習慣づいてしまっている人はなかなかお金が貯まりません。部屋を見まわして自分の無駄な出費の傾向をさぐりましょう。もし無駄なものを多く買ってしまっている人はフリマアプリやネットオークションもあるので、お金に換えてしまうのもいいでしょう。何よりも、「自分は無駄な買い物をしてしまっている」のを認識することが大切です。

無駄なサービスを契約していない?

意外とよくあるのは、解約が面倒でひたすら使ってないサービスの会費だけを支払っているもの。スマホの契約の際につけられた使っていないサービスや、観ていないVOD(ビデオオンデマンド)の契約、行っていないスポーツクラブの月会費など。これも一人暮らしの方に多くある無駄な出費です。自分の毎月の中で、使っていないサービスに払っている会費はないか、一度全てチェックしてみましょう。

一人暮らしの光熱費、気を付ける項目は?

一人暮らしの光熱費で差が出るのは多くの場合、エアコンの冷房暖房。それ以外の電気代や水道ガス代というのはあまり差がでません。

もちろん我慢する必要はありませんが、一枚羽織るだけで暖かくなり暖房がいらないこともあるので一工夫一度考えてから利用するようにしましょう。


以上日々の生活でかかわる一人暮らしの節約の方法を紹介しました。まずは1ヵ月、チェックリストで自分の節約具合をチェックしてみてくださいね。

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