紳士服コナカ19億円赤字 21年9月期、コロナで来店客減少

 紳士服大手のコナカ(横浜市戸塚区)が15日発表した2021年9月期連結決算は、純損益が19億3800万円の赤字(前期は129億4800万円の赤字)だった。連結子会社への投資損失が響いた前年から赤字幅は縮小したが、来店客の減少が響いた。

 売上高は前期比22.5%増の585億8400万円、営業損益は78億2500万円の赤字(同49億3800万円の赤字)だった。

 昨年10月以降、新型コロナウイルス禍で商業施設内の店舗などが休業したほか、営業時間の短縮により来店客数は減少した。2~3月にかけて実施した「フレッシャーズフェア」も売り上げが伸び悩んだという。

 同社の担当者は「コロナ禍の影響を通年で受けた。人の動きは回復基調にあるので、今後は需要の獲得に注力していく」と話した。

 22年9月期の連結業績予想は、売上高が28.0%増の750億円、営業利益が7億円、純利益が3億円とした。

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