学生ものづくり・アイデアコン 金賞に佐世保高専「あ。いであ」 ゲーム内で企業とマッチング

金賞を受賞した(右から)川島さん、泉さん、中島さんと亀山電機の北口会長=長崎市科学館

 理系の発想を生かして製品開発プランを競う第7回学生ものづくり&アイデアコンテストが13日、長崎市油木町の市科学館であり、佐世保高専の学生3人のチームが最優秀の金賞を受賞した。
 制御システム開発などを手掛ける亀山電機(長崎市)の主催事業。今年は昨年の倍となる18チームが、佐世保高専と長崎総合科学大から参加。熱気あふれる会場で、オリジナルのアイデアをプレゼンテーションした。
 金賞を獲得したのは、同高専3年の中島明(あかり)さん(18)、泉千優(ちゆう)さん(18)、川島彩花(あやか)さん(18)のチーム「あ。いであ」。発表したのは、明確な夢や目標を持っていない学生に旅をしながら夢を見つけてもらうゲームアプリのプランだ。ゲームには企業にも参加してもらい、ゲーム内のチャットやイベントを通して、学生と企業のマッチングが可能になる-という内容。
 中島さんらは「ゲーム性を取り入れることで親しみやすさを狙った。金賞が取れてびっくりした」と喜びを語った。
 最後にあいさつした北口功幸・亀山電機会長は「みなさんはよく準備して参加してくれた。これからもものづくりにこだわって取り組んでほしい」と参加者にエールを送っていた。

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