レジ待ち解消 スマホ精算システム「レジゴー」 イオン時津店で県内初導入

買い物中に商品のバーコードを読み込んでいく「レジゴー」=イオン時津店

 イオン九州(福岡市)は、長崎県西彼時津町浜田郷のイオン時津店食品売り場に、レジに並ばず会計できるシステム「レジゴー」を導入した。客が買い物中に買いたい商品の情報をスマートフォンで読み取り、合計金額を出口で精算する仕組み。同社店舗で県内初、九州では8店舗目。
 同店では週末や売り出し日など利用の多いときにレジ待ちの列ができるといい、解消を望む声を受けて導入した。
 従来の精算は選んだ商品情報をまとめてレジで読み込み支払う。これに対しレジゴーでは商品をカゴに入れる際、客が自ら貸し出し専用スマホや個人のスマホで商品情報をスキャンする。画面に表示される合計金額などは出口で専用の精算機に転送し、通常通り現金や電子マネー、クレジットカードで支払える。
 システム開始初日の12日、夕食の買い物にきた近くの女性(38)は「初めてで少し戸惑ったが、レジを通す時間が省けるのでいい。購入金額が確認できるのも便利」などと話した。
 同社によると、今年7月以降に導入した他県7店舗でレジゴーの利用は客数全体の1~2割。「レジ待ちしたくない人などに向けた選択肢の拡大」と位置付け、従来のレジと併用する。

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