長崎大が「ウィズコロナ」イベント さださんらがゲスト 「ワクチン・検査パッケージ」実証も

 長崎大は、新型コロナウイルスと共存する「ウィズコロナ時代」をテーマに、イベント「トーク&ミュージックライブ『風に向かって立つ』」を12月9日午後6時から、長崎市尾上町の出島メッセ長崎で開催する。定員を1500人とし、政府推奨制度「ワクチン・検査パッケージ」の実証試験も兼ねる。参加無料。
 ゲストに長崎市出身のシンガー・ソングライターさだまさしさん、「ジャパネットたかた」創業者の高田明さんを迎え、スーダンで医師をしている川原尚行長崎大客員教授が現地からオンラインで臨む。コロナを含めた現状の壁を「打ち破る」をキーワードに意見を交わす。
 同制度に準じて、参加者はワクチン接種記録の事前登録が必要。未接種者には当日会場で行う抗原検査での陰性確認を求める。
 申し込みフォーム(QRコード参照)では、イベント開催後2週間の経過観察に協力できるかも回答する。同大は、今後のイベント開催リスクを軽減する上で、同制度運用の問題点を把握したい考え。会場で抗原検査を円滑にできるか、追跡調査への協力を得られるかなどを検証し、県市と情報共有する。このため幅広い年齢層に参加を呼び掛けている。
 問い合わせは長崎大熱帯医学研究所イベント事務局(withcorona_event@tm.nagasaki‐u.ac.jp)

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