【九州場所】照ノ富士 4場所連続ストレート給金も反省の弁「ふわっと立っちゃった」

遠藤(右)を押し出しで下した照ノ富士(東スポWeb)

一人横綱が盤石の相撲だ。大相撲九州場所8日目(21日、福岡国際センター)、横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は幕内遠藤(31=追手風)を押し出して、初日から無傷の8連勝とした。

立ち合いは相手の激しい当たりに若干、後退を余儀なくされる。しかしその後は動じることなく、最後は力でねじ伏せた。

抜群の安定感で4場所連続となる自身5度目の中日勝ち越しを決めるも、取組後は「差されないようにと思って当たった。(立ち合いは)ふわっと立っちゃった。差される時もあるんで考えてやっていくしかない」と反省の弁を口にした。

土俵下の伊勢ヶ浜審判部長(元横綱旭富士)は「落ち着いて、ここぞというところで前に出ていた。今のペースを崩さないようにやっていけば」と戦いぶりを評価する。

それでも本人は「まだ終わっていない。残り頑張ります」ときっぱり。4場所連続のストレート給金も通過点にすぎないことを強調した。

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