ヤクルト・高橋奎二「先に降りるか!」 オリックス・宮城への意地ムキ出しでプロ初完投初完封

ヤクルト・高橋(左)は初完封で喜び爆発(東スポWeb)

ヤクルト・高橋奎二投手(24)が大舞台でプロ初完投初完封。2―0の完封勝ちでヤクルトが1勝1敗の五分に戻した。

21日の「SMBC日本シリーズ2021」オリックス―ヤクルト第2戦(京セラ)でヤクルト先発・高橋は尻上がりに調子を上げ、9回を投げ抜いた。133球5安打無失点でプロ初完投初完封をマークした。

巨人とのCSファイナルステージに続き第2戦先発に抜擢した高津監督は「立ち上がりはバタバタたしたんですけど、よくここまで投げましたし、ここまで投げられるようになりましたね。ずっと鍛えてきた成果が今日は出たのかな」とうなずいた。

お立ち台で高橋は「気合で投げた。宮城君もすごい投球していた。『先に降りるか!』という気持ちだった」と二十歳の敵左腕の名前を挙げた。

先制打のベテランにも感謝した。「青木さんがタイムリー打ってくれ、またギア上げて投げられた。(第1戦で)負けてしまったので、今日、絶対やり返すぞという気持ち。その結果抑えられて良かった」と負けん気の強さを見せた高橋が快投でチームを救った。

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