ジャイアンツがディスクラファーニと再契約 さらなる先発補強も

日本時間11月23日、ジャイアンツは自軍からFAとなった先発右腕アンソニー・ディスクラファーニと3年3600万ドルで再契約を結んだことを発表した。今オフのジャイアンツはケビン・ゴースマン、ディスクラファーニ、アレックス・ウッド、ジョニー・クエイトと4人の先発投手がFAとなり、ローガン・ウェブとともにローテーションを形成する先発投手の確保が急務。まずはディスクラファーニと再契約を結び、さらにウッドとアレックス・カッブとも交渉を進めていることが報じられている。

現在31歳のディスクラファーニは、昨季終了後にレッズからFAとなり、1年600万ドルでジャイアンツに加入。今季は31試合に先発して167回2/3を投げ、2度の完封を含む13勝7敗、防御率3.17、152奪三振と自己最高のシーズンを過ごした。自己ワーストの防御率7.22に終わった昨季から与四球率を大幅に改善し、奪三振率を例年並みの水準に戻し、被本塁打も減少。来季以降も先発ローテーションの一角としての活躍が期待される。

現在30歳のウッドは、年平均1000万ドル以上の2年契約で合意に近付いていることが報じられている。2年連続で不振が続いていたものの、1年300万ドルでジャイアンツに加入した今季は26試合に先発して138回2/3を投げ、10勝4敗、防御率3.83、152奪三振をマーク。もし再契約が実現すれば、先発ローテーション5枠のうち3枠(ウェブ、ディスクラファーニ、ウッド)は球団新記録の107勝を挙げた今季と同じ顔ぶれになる。

さらに、エンゼルスからFAとなったカッブとも交渉を進めているようだ。現在34歳のカッブは、今季18試合に先発して93回1/3を投げ、8勝3敗、防御率3.76、98奪三振を記録。故障によりシーズンの半分程度しか稼働できなかったが、自己ベストの奪三振率をマークするなど、健康時は先発の役割をしっかり果たした。このまま契約が成立すれば、退団したクエイトの穴を埋める役割を担うことになりそうだ。

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