カブスがゴームスらを獲得 正捕手コントレラスはトレード放出か

カブスはアスレチックスからFAとなった34歳のベテラン捕手、ヤン・ゴームスと2年1300万ドル+オプション1年で契約合意に達したようだ。レギュラー級の実力を持つベテラン捕手の加入により、正捕手ウィルソン・コントレラスがトレードで放出される可能性が高まっている。また、カブスはクリント・フレイジャーとも1年契約で合意したことが報じられている。27歳のフレイジャーは11月中旬にDFAでヤンキースの40人枠から外れ、その後FAとなっていた。

現在34歳のゴームスはインディアンス時代の2014年に自己最多の21本塁打を放ってシルバースラッガー賞を受賞し、2018年にはオールスター・ゲーム選出の経験もあるベテラン捕手。ナショナルズ移籍1年目の2019年はワールドシリーズ制覇を経験し、今季は7月末のトレード・デッドラインでナショナルズからアスレチックスへ移籍し、2球団で合計103試合に出場して打率.252、14本塁打、52打点、OPS.723をマークした。

契約条件は2年1300万ドル+オプション1年。2024年の球団オプションは年俸600万ドルとなっており、スタメン出場試合数に基づく出来高も設けられているという。よって、カブスはゴームスを正捕手に据えることを考えていると思われる。今後は来季終了後にFAとなる正捕手コントレラスのトレード放出に向けた動きが加速することになりそうだ。

現在27歳のフレイジャーは1年契約で合意したことが報じられている。今オフ初めて年俸調停権を取得しており、FAまであと3年保有可能。今季は眩暈(めまい)の症状で長期離脱し、66試合で打率.186、5本塁打、15打点、OPS.633と不本意な成績に終わったが、2019年は69試合で12本塁打、OPS.806、短縮シーズンの昨季も39試合で8本塁打、OPS.905と限られた出場機会のなかで好成績をマーク。コンディションさえ万全ならば、強打の外野手として大きな戦力になるはずだ。

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