ロックアウトまであと1日 ノンテンダーFAなど日本時間1日のまとめ

現行の労使協定が失効する「ロックアウト・デッドライン」(日本時間12月2日13時59分)まで残り24時間を切った。メジャーリーグでは「ロックアウト・デッドライン」が迫る状況のなか、「駆け込み」のトレードやFA契約が目立っており、日本時間12月1日にも多くの動きがあった。また、サービスタイム(メジャー登録日数)6年未満の選手に対して来季の契約をオファーする期限を迎え、来季の契約をオファーされなかった選手が「ノンテンダーFA」となった。ここでは日本時間12月1日の主な動きを整理していく。

ノンテンダーFA

メジャーリーグ公式サイトのノンテンダーFA一覧によると、ノンテンダーFAとなったのは以下の40選手。このうち、レッズのブランドン・ベイリーとフィリーズのカイル・ドーイはマイナー契約での残留が決まっている。

ティム・ロカストロ外野手(レッドソックス)
マシュー・ボイド投手(タイガース)
グレイソン・グライナー捕手(タイガース)
リチャード・ラブレイディ投手(ロイヤルズ)
ダニー・クーロム投手(ツインズ)
トレバー・メギル投手(ツインズ)
フアン・ミナヤ投手(ツインズ)
フィル・ゴスリン内野手(エンゼルス)
デービッド・ガルシア捕手(レンジャーズ)
ヨヘル・ポゾ捕手(レンジャーズ)
ビリー・マッキニー外野手(レンジャーズ)
ジャシール・デラクルーズ投手(ブレーブス)
リチャード・ロドリゲス投手(ブレーブス)
ヨハン・カマルゴ内野手(ブレーブス)
ルイス・ブリンソン外野手(マーリンズ)
ロバート・グセルマン投手(メッツ)
スティーブン・ノゴセック投手(メッツ)
マーク・ペイトン外野手(メッツ)
カイル・ドーイ投手(フィリーズ)
ロマン・クイン外野手(フィリーズ)
ライン・ハーパー投手(ナショナルズ)
ワンダー・スエロ投手(ナショナルズ)
マイク・フォード内野手(ナショナルズ)
ジェイソン・アダム投手(カブス)
マイケル・ハーモシーヨ外野手(カブス)
ブランドン・ベイリー投手(レッズ)
ジョン・カーティス投手(ブリュワーズ)
ダニエル・ボーグルバック内野手(ブリュワーズ)
スティーブン・ブロールト投手(パイレーツ)
チャド・クール投手(パイレーツ)
コリン・モラン内野手(パイレーツ)
ホゼ・ロンドン内野手(カージナルス)
テイラー・クラーク投手(ダイヤモンドバックス)
アンドリュー・バスケス投手(ドジャース)
ホゼ・カスティーヨ投手(パドレス)
マット・ストラーム投手(パドレス)
トレイ・ウィンジェンター投手(パドレス)
サム・デラプレーン投手(ジャイアンツ)
ジョー・パランボ投手(ジャイアンツ)
ルイス・ゴンザレス外野手(ジャイアンツ)

トレード

マーリンズはマイナー外野手のキャメロン・マイズナーとのトレードでレイズから今季オールスター・ゲームに初選出された内野手、ジョーイ・ウェンドルを獲得した。

パドレスは金銭または後日指名選手1名とのトレードでマーリンズからホルヘ・アルファロを獲得した。マーリンズは前日にゴールドグラブ賞捕手のジェイコブ・ストーリングスを獲得し、アルファロは余剰戦力だった。

契約延長

マリナーズは救援右腕アンドレス・ムニョスと4年総額750万ドル以上の契約延長で合意目前となっていることが報じられている。3年分の球団オプションが盛り込まれているとの報道もあり、最長7年の長期契約となる。

FA契約

タイガースはメッツからFAとなったスター遊撃手、ハビアー・バイエズと6年1億4000万ドルで合意した。一部の球団に対するトレード拒否権と、2年目終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が盛り込まれている。

エンゼルスは自軍からFAとなった救援右腕ライセル・イグレシアスと4年5800万ドルで再契約を結ぶことで合意した。クオリファイング・オファーを拒否されたあとも再契約交渉を継続していることが報じられていた。

ジャイアンツはエンゼルスからFAとなった先発右腕アレックス・カッブを獲得したことを正式発表した。契約条件は2年2000万ドル+オプション1年であることが報じられている。

カブスはアスレチックスからFAとなったベテラン捕手、ヤン・ゴームスと2年1300万ドル+オプション1年で合意した。ヤンキースからFAとなったクリント・フレイジャーと1年契約で合意したことも報じられている。

ホワイトソックスは自軍からFAとなったユーティリティ・プレーヤー、レウリー・ガルシアと3年契約を結ぶことで合意した。内外野兼用のユーティリティとして2019年は140試合、今季も126試合に出場している。

パイレーツはインディアンスからFAとなった強肩好守の捕手、ロベルト・ペレスと1年500万ドルで合意した。マーリンズへ放出されたストーリングスに代わって正捕手を務めるとみられる。

オリオールズはヤンキースからFAとなった長距離砲、ルーグネッド・オドーアとメジャー契約を結んだことを発表した。レンジャーズとの契約が残っているため、オリオールズはメジャー最低保証年俸のみを負担する。

ナショナルズはホワイトソックスからFAとなったベテラン二塁手、セザー・ヘルナンデスと1年400万ドルで合意した。新天地では正二塁手としての起用が予想されている。

レッドソックスはマリナーズからFAとなった先発左腕ジェームス・パクストンと1年1000万ドル+オプション2年で合意した。2年分の球団オプションが行使された場合、3年間の総額は最大3500万ドルになるようだ。

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